9月6日午前3時7分ごろに、北海道南西部を震源とする地震があり、厚真町で震度7を観測しました。
私が住んでる街でも震度5を観測し、いままで感じた事のない激しい揺れの中とび上がり目を覚ましました。
下から突き上げるような感じのあと、激しい横揺れが7~8秒ぐらい続き、本棚の上の物が落ち散乱していたのですが、自分の体を支えて、揺れが収まるのを待つのが精一杯の状態でした。
揺れが収まった後にすぐ「パチン」という音と共に停電になり、電気製品が全く使えなくなりました。
もちろんテレビは見れないので地震の状況を確認できませんでしたが、スマホの電波はつながっていたので震度を確認すると「震度5」の表示でした。
いままで感じた事のない激しい横揺れで、家が壊れると思ったのと同時に、命の危険を感じる揺れ方でした。
幸いけがはなかったのですが、家に地震の傷あとが少し残りました。
いつもの地震であればここで終了するのですが、今回の地震はここからが大変でした。。。
東日本大震災時でも起こらなかった、『ブラックアウト』という状態に陥っていたのです。
直ぐに復旧すると思っていたのですが、ほぼ2日間に渡り全く電気が使えないという経験は人生で初めてでした。
今回の地震があるまでは意識していなかったのですが、電気が無くなるといままであたり前だったことがほぼすべて出来なくなってしまいます。
テレビが見れなくなり、スマホのバッテリーがなくなり情報が入らなくなる。
スーパーやコンビニが営業できず、食糧が購入できなくなる。
信号が止まっているので、道路は交通渋滞になり思うように進まなくなり、一般道路から幹線道路への右折ができないなど、運転にもかなりのストレスを感じます。
昼夜を問わず、生活全般がすべて電気に依存をしているのだと、改めて感じさせられました。
そんな中、『ソーラーパネル』が付いたお家は普通の生活をしていたようです。
晴れていれば電気が満タンになり、曇りでもある程度電気が溜まるようです。
普通にお風呂に入って、ドライヤーも使い、何の不便もなかったとのこと。
これから新築される方はソーラーパネル付き住宅がいいかもしれませんね。
今回の停電は、北海道の電力のほぼ半分を担う「苫東厚真火力発電所」が緊急停止したことから始まり、発電量と供給量のバランスが崩れて電気周波数が大きく変動、発電設備などの損傷を防ぐために全ての発電所が全て停止しました。
北海道電力には火力発電所ごとのパワーバランスを均一にするなど、二度と『ブラックアウト』にならないような対策を考えていただければありがたいです。